アキレス腱の痛みって、取り除けるの?
誰でもアキレス腱の痛みを感じたら、すぐにでも痛みを取り除きたいですよね。
しかし、ほとんどの本には「安静にしましょう」とか「患部を冷やしましょう」などと書いてありますが、他にも痛みを取る方法があるのでしょうか?
<アキレス腱の痛みの取り除き方
その1:湿布とストレッチ>
アキレス腱の痛みが激しい場合は、消炎鎮痛剤の湿布をし、2週間ほど安静にしましょう。絶対に無理は禁物です。アキレス腱の痛みや腫れが引いたら、患部を温めてからストレッチを行います。
この「患部を温めてから」というのがポイントで、温まる前に行うと、血流が悪い為、症状が悪くなるだけでなく、アキレス腱に負荷が掛かってしまうので十分注意しましょう。
お風呂上りや足湯後、または「こたつ」に入ってからでも大丈夫です。血流が良くなってからのストレッチは、痛みの除去だけでなく、痛みの再発も防ぐ効果もありますので、是非行ってみましょう。
<アキレス腱の痛みの取り除き方
その2:靴やインソールを工夫する>
女性の場合、高いヒールの靴を履いていたり、ヒールが細く、安定性が悪い為、足に負荷が掛かり、アキレス腱の痛みが生じることが多く見受けられます。
本来は靴をクッション性の高い運動靴にすると、足の負荷が軽減されて良いのですが、社会人としては、そうはいきませんよね。
そうした場合は、ローヒールにし(低すぎる靴は、これはこれで足に負荷が掛かりますので、3cm位の高さが良いようです)、クッション性や衝撃吸収力の高いインソールを使用することをお勧めします。
また、夏場女性に多い「ミュール(昔で言うと「つっかけ」(笑))」は、足が前に滑るため、それを補助しようと、アキレス腱や足の筋肉にとても負荷が掛かります。おしゃれも大切ですが、前滑りを防ぐため、足首を固定するベルトが付いたサンダル等を使用すると良いでしょう。
アキレス腱や足の筋肉の負荷が軽減されれば、足の痛みも随分無くなりますよ。是非お試し下さい。
<アキレス腱の痛みの取り除き方 その3:マッサージ>
1の湿布やストレッチも良いですが、患部を温めてからのマッサージも有効です。アキレス腱の痛みは、ふくらはぎの張りとも関係が強く、どちらも組織が固くなっている為、痛みが出ると考えられています。
長時間の立ち仕事だけでなく、長時間の座りっぱなしのデスクワークも、エコノミークラス症候群のように、血流が滞りがちになります。
なので、デスクワークの方も油断せず、2時間置きかお手洗いに立った際にでも、ゆっくりとした足首回しや軽い屈伸運動などを行い、血流upを目指しましょう。座りながらの踵(かかと)の上げ下げも有効です。かなり痛みが軽減されますよ。
<アキレス腱の痛みの取り除き方
その4:整体や正しい姿勢で体の歪みを取る>
腰痛やアキレス腱を始め、足の痛みは、体の歪みが原因の場合があります。しかもアキレス腱は歩行時や座る、しゃがむ、走るなど、何か体を動かすには確実に使う部位です。
姿勢の悪さや靴が合わなくて、どちらかの足を庇うと、そこから体に歪みが生じ、どちらかの足に負荷がかかってしまいます。その為、アキレス腱の痛みが生じる可能性が高くなります。
よって、体の歪みを取るべく、整体に通ったり、筋力を鍛えるなどして、背筋を整え正しい姿勢で活動するなどが重要となります。
姿勢が良くなると足への負荷も均等に掛かり、足や腰、アキレス腱の痛みも解消されることがあります。是非整体に通ったり、正しい姿勢を取るように注意し、体の歪みを取りましょう。