アキレス腱の場所ってこんな場所まで?!
アキレス腱を伸ばしましょう、とか、アキレス腱が切れた!などと言われるアキレス腱。その正確な場所や長さをお分かりになりますか?
アキレス腱の場所は踵の上からふくらはぎの下までの、小さな部分だと思っていませんか?実は、アキレス腱はもっともっと長いのです!
本当はどのくらいの長さで、どこまでがアキレス腱なのか、見てみましょう。
<アキレス腱の場所とは?>
アキレス腱は、解剖学名を踵骨腱(しょうこつけん)と言って、場所は足首の後ろにあります。
ふくらはぎの中央近くの場所から、踵(かかと)の骨(=踵骨(しょうこつ))にかけて走る、皮下に触れる腱のことをいいます。
またアキレス腱は、ふくらはぎにある、下肢三頭筋(かしさんとうきん。腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋で構成されている)と踵骨をしっかりと結んでいるそうです。
単に、踵の上からふくらはぎの下の、小さな場所だけではないのですね。
<アキレス腱の長さとは?>
アキレス腱は、約15cmほどの長さで、足の後ろの場所を考えれば分かる通り、上部ほど太く、踵に向かうに従って細くなります。
<アキレス腱の場所から読み解く役割とは?>
アキレス腱はふくらはぎの筋肉と踵の骨を接続する場所にある為、アキレス腱自体は弾力性がほとんどなく、ふくらはぎの筋肉の収縮を引っ張る形で、つま先の可動や足の動きをコントロールする役割があります。
通常であれば、アキレス腱が筋肉を収縮する力は、なんと450Kgの力にも耐えられるそうです!凄いパワーですね!
けれど、歩く・走る・ジャンプする、などで瞬間的に大きな負荷が掛かると、その力に耐えられず、炎症やアキレス腱断裂を起こすことがあるようです。
<アキレス腱の弱さとは?>
アキレス腱は、人の体の中で、最大の腱と言われ、毎日の過酷な負荷に耐えつつ頑張っている場所ではありますが、アキレス腱自体には血管が乏しく、一端痛みを感じると完治が困難になるようです。
また、急激な収縮による過剰な負荷や、不自然な方向への伸張力が加わると、意外と簡単に断裂してしまうことがあります。
アキレス腱は人の動きでも特に重要な役割を追う場所ですので、運動前のストレッチや、筋肉をほぐしてアキレス腱への負荷を減らすなど、普段から気を付けてあげることが大切です。