アキレス腱炎の治療法とは!?
アキレス腱炎と診断された場合、どのような治療を行えば良いのでしょう?
まずはアキレス腱炎とは何かを見、次に治療法について見てみましょう。
<アキレス腱炎とは?>
アキレス腱炎やアキレス腱周囲炎とは、かかとの付着部から上方2〜6cm位のアキレス腱やその周囲が腫れ、患部を押さえると痛みを発症する病気です。
運動した後や朝起床し、歩き始めた時に痛みが出ることが多く、症状が悪化すると安静時でも痛くなるそうです。詳しくは
「アキレス腱周囲炎って、なんですか?」や
「アキレス腱炎て何? そしてその原因は?」に記載致しましたので、是非お読み下さい。
それでは、アキレス腱炎の具体的な治療法につき、見てみましょう。
<アキレス腱炎の治療 その1:安静にする>
治療法としては、まずはスポーツを中止し、安静に保つことが第一だそうです。安静期間は3〜6週間と言われ、治療開始が早ければ1〜2週間くらいだそうです。
基本的な目安は「圧迫しても、患部が痛くなくなる」かどうかで判断しましょう。また、痛みが酷い場合は、ギブスなどで固定し、患部を外部からの刺激から守りましょう。
<アキレス腱炎の治療
その2:アイシング>
アキレス腱炎は腫れと同時に熱を持っていることが多いので、腫れや熱っぽさがある場合は、患部を冷やしましょう。冷湿布や氷枕で冷やすこともお薦めです。
但し、保冷剤を直接貼って冷やした場合、冷えすぎになり、血行不良を引き起こし、更に症状が悪化しますので、冷やしすぎにも注意しましょう。
<アキレス腱炎の治療 その3:靴を変える>
ヒールが高い靴や足先が尖った靴、足に合っていない靴やかかと部分が硬い靴などは、アキレス腱炎を悪化させる可能性が高いです。
仕事に支障がない場合は、ウォーキングシューズを着用し、TPO的に問題があるようでしたら、足への衝撃を吸収する素材のインソールを装着しましょう。
<アキレス腱炎の治療 その4:マッサージ>
アキレス腱はふくらはぎが硬いと、それに引っ張られる形で負荷が掛かりますので、まずはふくらはぎを念入りに揉みましょう。
ふくらはぎが揉まれると、ふくらはぎの緊張が取れることにより足全体の血行が改善し、アキレス腱も柔軟性を保ちやすくなります。
なお、強い痛みがある場合は、マッサージによって症状が却って悪化する場合がありますので、ある程度痛みが取れてから行いましょう。
<アキレス腱炎の治療 その5:運動>
アキレス腱炎になり、安静にすることは大切ですが、安静にしすぎると、アキレス腱炎の治療は終わっても、今度は足の筋肉が落ちてしまい、余計アキレス腱に負荷が掛かってしまうことがあるようです。
アキレス腱の痛みの程度にもよりますが、エアロバイクなどを使用し、ふくらはぎや太ももの裏、脛などの筋力トレーニングなどを行うなど、筋力Upを目指しましょう。