アキレス腱の症状とは?!
アキレス腱炎とは、スポーツなどで発生した、アキレス腱自体の細かい損傷によって炎症が起きる病気ですが、アキレス腱断裂と比べると軽い怪我ですので、ついつい見過ごしてしまいがちです。
また、時間の経過と共に、痛みが引いていくという、アキレス腱炎独特の症状がある為、病院に行かない方も多く、知らない間に症状が悪化することも多いそうです。
それでは、具体的にアキレス腱炎の症状はどのようなものなのか、見てみましょう。
<アキレス腱炎の症状 その1:
動作のし始めにアキレス腱が痛む>
初期の段階では、安静にしていると痛みは無いものの、座った状態から立ち上がる瞬間や、朝起きて歩き始めた時にアキレス腱が痛むことがあるようです。
しかし、少し歩いていると、アキレス腱を包んでいる組織が温まり、柔軟性が出ることによって、アキレス腱との摩擦が少なくなり、痛みは徐々に治まってくるようです。
ただ、痛みが治まってくるのは初期段階であり、症状が進んでくると、安静にしていてもアキレス腱が痛むことがあるようです。
<アキレス腱炎の症状 その2:アキレス腱が腫れる>
アキレス腱の痛みと共に、腫れを発症することがあるそうです。この腫れが進むと、腫れによって血管が圧迫される為に、血行不良になったり、しこりが出来たりするそうです。
<アキレス腱炎の症状 その3:
患部が赤くなり、熱っぽく感じる>
アキレス腱の腫れと共に、患部が赤くなったり、熱を持ったような症状になることがあるようです。
特に、急に炎症が悪化した場合に、赤みや熱っぽさは多くみられるようです。
<アキレス腱炎の症状 その4:押すと痛い>
アキレス腱部分を押したり、つまんだりすると、痛みが増すと感じることが多いようです。
また、アキレス腱を触ると、ゴロゴロする感じや、擦れるような感じがするようです。更に進行すると、アキレス腱が硬くなり、うずくような感覚になるようです。
ここまで来ると、アキレス腱が変性を起こし、触ると更に痛くなるようです。
<アキレス腱炎の症状 その5:足を動かすだけで痛む>
症状が進むと、日常的に階段を上がったり、上がり坂でも痛みがある状態になるだけでなく、足を動かすだけでも痛みが生じるようになるそうです。
運動能力は衰えないものの、持続した痛みの為、運動や日常生活にも大いに支障をきたすようになるそうです。