アキレス腱断裂の原因とは?!
アキレス腱断裂は、治療や辛いリハビリなどが長期間続く、出来れば避けたい状況です。そもそも、アキレス腱断裂とはどうして起きるのでしょうか?
その原因が分かれば、断裂を防ぐことも出来ますよね。転ばぬ先の杖として、調べてみましょう。
<アキレス腱断裂の原因 その1:
突然スポーツを再開した>
長い間、スポーツを止めていたものの、久々に再開した途端、アキレス腱断裂になることがあります。
その大きな原因は、アキレス腱の柔軟性の低下と考えられます。委縮していたアキレス腱に、突然過度の負荷が掛かることにより、アキレス腱断裂になるようです。
スポーツ前にウォーミングアップをすることは大前提ですが、そのスポーツに徐々に体を慣らしてから、開始するくらいの慎重さが必要だそうです。
<アキレス腱断裂の原因 その2:薬の服用>
抗菌薬の1種で、ニューキノロン系と呼ばれる薬(バクシダール、タリビッド、クラビット、シプロキサン、ガチフロ、スオード、アベロックスなど)、
ステロイドの内服、ステロイドのアキレス腱への注射が、アキレス腱断裂の原因として報告されているようです。
特にニューキノロンは経口薬であり、風邪や扁桃腺の薬としてしばしば処方されるそうですので、服用する際は注意をしましょう。
<アキレス腱断裂の原因 その3:加齢>
加齢によって、アキレス腱の水分含有量が減少し、アキレス腱の柔軟性が失われ、弱くなることが原因で、アキレス腱断裂になりやすいとも言われています。
特に30代から40代にかけては、体は老化しているものの、それに気づかず、若い頃のイメージで運動してしまうことが多いことも原因のひとつです。
30代以降は、若い頃のイメージを捨てて、ゆっくり行うようにしましょう。
<アキレス腱断裂の原因 その4:過度なスポーツ>
走る・歩く・ジャンプする・ターンするなど、急激な動作が多いスポーツを続けることで、アキレス腱に強いストレスが掛かることが原因で、アキレス腱断裂になりやすいとも言われています。
また、アキレス腱に掛かる疲労が積み重なり、オーバーユースとなることも、アキレス腱断裂の原因とされています。
<アキレス腱断裂の原因 その5:
元々アキレス腱やふくらはぎに違和感があった>
アキレス腱断裂を起こす前から、以下の状態にも拘らず、無理にスポーツや急な動きをした際、アキレス腱断裂になりやすいと言われています。
@ふくらはぎに筋肉痛のような痛みがあった
Aアキレス腱周辺に痛みや腫れがあった
B断裂した足とは逆の足に不調があった
どちらかの足に不調を感じた場合は、アキレス腱断裂に十分注意しましょう。