アキレス腱炎の完治までに、した方が良いこととは?!
アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋と踵をつなぐアキレス腱に起きる炎症で、アキレス腱が繰り返し収縮を繰り返すことにより、小さな断裂が起こることが原因と言われています。
アキレス腱は元々血液の循環が乏しい為、一度アキレス腱炎を発症すると、とても完治が難しく、こじらせると完治までに更に時間が掛かるそうです。
アキレス腱炎を発症したら、病院で適切な手当を受けることが先決ではありますが、完治までにどのようなことをすれば、アキレス腱炎を早く完治することが出来るのでしょうか?
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その1:休ませる>
アキレス腱炎の原因は、アキレス腱の使いすぎによるものが主因と言われていますので、スポーツを中止し、アキレス腱を休ませることが第一です。
アキレス腱炎は、アキレス腱に小さな断裂が起きていますので、傷が治る前にスポーツを再開すると、損傷を繰り返した挙句、固い組織に変化してしまうそうです。
そうなると、固いアキレス腱となり、本格的なアキレス腱断裂になってしまう為、無理にスポーツをせず、完治までは安静に保ちましょう。
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その2:マッサージ>
アキレス腱に付着する筋肉が緊張し、固くなると、
アキレス腱への負荷が強く掛かり、完治までに時間が掛かってしまう要因になります。
腓腹筋、ヒラメ筋の筋肉は緊張しやすいので、特にマッサージしておきましょう。
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その3:関節の調整>
脚がO脚になっていると、足と下腿の角度が大きくなり、アキレス腱の内側に強い負荷がかかり、炎症の原因になるそうです。
股関節や足関節の調整や、O脚の調整を行っておきましょう。
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その4:鍼治療>
鍼治療を行うと、ふくらはぎの筋肉の緊張緩和や血流の改善、筋肉の柔軟性が増す、と言われています。
アキレス腱に鍼治療を行えば血流の改善や損傷部位の改善が図れるようですので、ちょっと怖いですが、鍼治療も行ってみましょう。
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その5:ランニングフォームの改善>
以下のランニングフォームで走っている方は、完治までの間にフォームの改善に努めましょう。
1.極端な前傾姿勢(←脚の後面が緊張し、アキレス腱への負荷が増大するので止めましょう)
2.足が地面に接触した際、下腿が内側か外側に極端に倒れるフォーム
3.足の指が浮いた形で着地するフォーム
<アキレス腱炎の完治までにした方が良いこと
その6:靴の改善>
硬いインソールや靴底が薄い靴、足先が尖っている靴やハイヒール、磨り減ったシューズは避け、踵部分に衝撃吸収の素材を使った靴やインソールを使用しましょう。
また、サンダルや草履など、つま先が覆われていない履物は、自然と足の指が上がり、アキレス腱に負荷が掛かり易いので、履くことを控えましょう。