アキレス腱が固いと大変なことに!
最近は、和式トイレでしゃがむことが苦手な方が増えている、と言われています。
足の爪先、踵、足首、すね、ひざ、内腿をぴったりくっつけ、踵を浮かせないようにしゃがむことが出来ない方、この姿勢が取りにくい方は、アキレス腱が固いという目安になります。
このアキレス腱が固いという症状を放っておくと、どんなことになるのでしょうか?
<アキレス腱が固いと起こる問題
その1:腰痛・坐骨神経痛・体の歪み>
左足のアキレス腱が固い人は、左の太ももの裏や左の腰が、常に地面に向かって引っ張られている状態になります。よって腰に負荷が掛かり、腰痛になると言われています。
また、太ももの裏が縮むと、坐骨神経痛にもなり易いと言われています。
また、左側の背中もアキレス腱に引っ張られている為、背中が凝り易くなり、体の骨格に歪みが生じてきます。その歪みが進行すると、右側の腰や背中にも影響を与え、体全体に問題が生じてくることになります。
<アキレス腱が固いと起こる問題
その2:頭痛>
アキレス腱が固いと、後頭部の骨までアキレス腱に引っ張られる為、後頭部の頭痛に悩まされることになります。
また、後頭部だけでなく、頸椎にも負担が掛かる為、クビの痛みやコリが出やすく、マッサージではなかなか解消されなくなってきます。
更にアキレス腱から後頭部に掛けては、人体最長の「膀胱経(ぼうこうけい)」という経絡が走っており、この流れが滞ると、泌尿器系の病気や水毒の病気になり易くなるそうです。
アキレス腱の固い症状は、万病の元と言えますね。
<アキレス腱周辺の筋肉を柔らかくするには?
その1:雑巾がけ>
それでは、固くなったアキレス腱の周辺の筋肉を柔らかくするには、どうしたら良いのでしょうか?
雑巾がけには、つま先立ちと踵立ちを繰り返す運動が含まれており、アキレス腱周辺の筋肉を鍛える効果があります。
また、この雑巾がけは、足指の地面を噛む力が鍛えられ、転倒防止にもなる効果もありますので、一石二鳥になるようです。
<アキレス腱周辺の筋肉を柔らかくするには?
その2:クラウチングスタート型運動>
陸上のクラウチングスタートのように、片足を立て、もう一方の足は後ろに伸ばします。その片足を立てた膝の裏にゴルフボールを挟み、振動させます。
膝の裏には委中(いちゅう)といい、脚足の経絡が交差するツボになっているので、ゴルフボールを挟んだ状態で体を微振動させると経絡全体に響きます。
これにより、腰の詰まりも伸び、軽度の腰痛なら治まってしまうスグレモノのようです。
また、このツボを刺激することにより、背中、首、後頭部までの全ラインを保護セルので、背中側の不調を改善させ、膝や背中の痛み、頭痛も緩和されるそうですよ。
是非、試してみて下さいね☆