アキレス腱が切れる予兆とは?!
アキレス腱が切れる時、全く予兆のない方もいらっしゃいますが、実は何らかの予兆を感じていて、やはり切れた!という方のほうが多いようです。
アキレス腱が切れる前、どのような予兆があるのか、見てみましょう。
<アキレス腱が切れる予兆 その1:
アキレス腱を切った足とは逆の足に、不調を感じた>
アキレス腱が切れる数日前から、逆の足に肉離れがあったり、捻挫していたり、過去にアキレス腱を切ったことがある場合、逆の足を庇ったばかりにアキレス腱を切ってしまうことが多いようです。
どちらかの足に不調がある時は、極力ジャンプやダッシュなど、急に片足だけに体重が掛かるような動きはしないようにし、足の不調が治まってからプレーをするようにしましょう。
<アキレス腱が切れる予兆 その2:
アキレス腱自体が痛かった>
運動をしていて、ふくらはぎやアキレス腱自体が、切れる前から痛かった場合、知らない間に「アキレス腱炎」を起こしている可能性があります。
アキレス腱炎は、アキレス腱の部分を触ると、腫れていたり、痛みを感じることで判明します。
しばらく椅子に座って安静にしている時は大丈夫ですが、歩き始めた途端、痛みが走ることもあります。
このまま放っておくと、アキレス腱が切れる可能性がありますので、運動は中止し、なるべく早目に医師の診察を受けた方が良いでしょう。
<アキレス腱が切れる予兆 その3:
アキレス腱の周りに違和感があった>
アキレス腱が切れる前から、アキレス腱の周囲に痛みや腫れがあった場合、「アキレス腱周囲炎」という炎症を起こしている可能性があります。
この場合も、運動は中止し、安静にしておかないと、アキレス腱が突然切れる可能性もありますので、注意が必要です。
若い人の場合は、運動のし過ぎや無理をすることで、アキレス腱やアキレス腱周辺に痛みを感じ、アキレス腱を切るケースが多いのですが、
中高年の場合は、加齢によるアキレス腱の不調から、アキレス腱を切るケースが多いようです。
少しでもどちらかの足に痛みや腫れ、違和感がある場合は、決して無理をせず、ストレッチやスポーツを中断し、しばらく休みましょう。
その上でアイシングをしたり、湿布薬で冷やすなどのケアをし、痛みが続くようなら、整形外科で医師の診断を仰ぎましょう。