アキレス腱に効くマッサージ方法とは?!
アキレス腱は年齢を重ねるごとにしなやかさを失い、硬直していく運命にあります。そこからアキレス腱断裂やアキレス腱炎など様々な症状を引き起こすことになります。
しかし、アキレス腱をしなやかに保ち、出来る限りアキレス腱断裂やアキレス腱炎などのトラブルを防ぐ為には、筋肉を鍛えたり、ストレッチをするなどが重要となります。
筋肉を鍛えたり、ストレッチをした後、アキレス腱周辺をマッサージすることは、アキレス腱をしなやかに保つ効果が更に高くなるようです。
また、アキレス腱周辺をほぐすことは、ひざ裏や腰、首にも効果があり、肩こりや腰痛の予防にもなります。更に体全体の血行を良くする作用もあるのです。
ただし、間違った方法、たとえば「アキレス腱自身をマッサージすること」は損傷の危険がありますので、注意が必要です。
どのようなマッサージがアキレス腱に優しく、そして効果があるのか、見てみましょう!
<アキレス腱に効くマッサージ その1:
足首を上下に動かすマッサージ>
足首の前中央に親指を置き、人差し指の第二関節をアキレス腱の左右のくぼみに置くようにして、足首全体を押さえます。
足首全体を押さえながら、つま先を上下に動かします。
こうすることで、アキレス腱に過度な負荷がかかることを防ぎながら、足首やふくらはぎをほぐす効果があります。
<アキレス腱に効くマッサージ その2:
ふくらはぎへのマッサージ>
ふくらはぎの筋肉と骨の間を下から上に向かって、優しくゆっくりと揉みほぐします。
また、ふくらはぎの側面を、手のひらの付け根で筋肉を揺さぶりながら、下から上に向かって軽くもみほぐします。
マッサージは基本的に心臓から遠い末端の箇所から、心臓の方向に向かって行います。これは血行やリンパの流れが良くなるからとも言われています。
また、ふくらはぎが張っていると、アキレス腱に負荷が掛かり、アキレス腱断裂などを引き起こす原因になりますので、ふくらはぎが固いな、と思ったら、是非揉みほぐしておきましょう。
お風呂に入りながら湯船でマッサージすると、筋肉が水の浮力により負荷が少ない為、よりリラックスしてマッサージ効果が高まるのでお薦めです。
<アキレス腱に効くマッサージ その3:
アキレス腱を伸ばすようにして、そっと足全体を揉む>
アキレス腱を伸ばした状態で、足の裏、足の指の間、足の甲、そしてふくらはぎを、最初は軽く、そして徐々に圧迫を強くしながら親指の腹で押していきます。
痛いくらいに押すと、逆効果になる為、心地よい痛みが出る程度にマッサージをしていきましょう。
<アキレス腱に効くマッサージ その4:
靴下やストッキングを足を上げて履く>
床に背中を付けて横たわった状態で、靴下やストッキングを足を上げて履きます。また、履き終わったら、足を宙に上げたまま、ぶらぶらさせたり、ふくらはぎを親指で押していきます。
この方法は足の血流増加を招き、むくんだ足が驚くほどスッキリします。
尚、上記の方法は一般的な方法であり、症状や年齢など個人差がありますので、あくまでも参考程度にしてください。
何事も自己判断せず、アキレス腱のマッサージ方法についても医師に相談の上、実行すると良いでしょう。