アキレス腱の治療中にやってはいけないこととは?!
アキレス腱断裂やアキレス腱炎など、さまざまなアキレス腱にまつわる病気の治療中、やってはいけないこと、気を付けなければいけないことがあるようです。
しかもこれらに注意しないと、病状が悪化したり、違う病気を併発してしまうこともあるようです!アキレス腱の治療中は、一体どんなことに注意すればよいのでしょう?
<アキレス腱の治療中、やってはいけないこと
その1:患部の冷やしすぎ>
アキレス腱炎やアキレス腱周囲炎などで、アキレス腱が腫れ、治療しようとアイシング(=患部を冷却すること)によって症状を和らげようとすることが多いと思います。
患部を冷やす時は必ず「氷水」を使用して、「氷そのもの」や「保冷剤を直接」患部に付けて冷やさないようにしましょう。
氷そのものや保冷剤は、患部が冷えすぎて、最悪凍傷になる恐れがあるので要注意です。
また連続で冷やし続けるのではなく、10〜20分程度冷やしたら少し休み、患部が常温になったらまた冷やすということを行いましょう。
<アキレス腱の治療中、やってはいけないこと
その2:無理なリハビリ>
アキレス腱の治療を早く終わらせたい一心で、リハビリに熱中し、ついつい過度の負荷を掛け過ぎた結果、症状を悪化させてしまうこともあります。
痛みが強い時は特に安静が必要ですし、痛みが出るくらいのリハビリは逆効果です。
アキレス腱の治療中は、治療の進み具合を確認しつつ、医師の指示に従って行うようにしましょう。
<アキレス腱の治療中、やってはいけないこと
その3:階段の真ん中を歩く>
駅の階段や会社の階段など、さまざまな場所に階段がありますが、階段は転倒や人や物にぶつかるリスクが一番高い場所だと言えます。
特に階段の中央付近は、手すりなど、何も助けになるものがありませんので、非常に危険です。
普段でも階段は注意が必要ですが、アキレス腱の治療中は、転倒や人や物にぶつかってもすぐに体勢を整えられる手すり付近を歩くようにしましょう。
<アキレス腱の治療中、やってはいけないこと
その4:片足に負荷をかける>
アキレス腱の治療中は、怪我をした足を庇うあまり、ついつい健康なほうの足に負荷が掛かり易くなります。
そうすると、今度は健康なほうの足にアキレス腱炎などが発症するリスクが高くなりますので、注意が必要です。
また、怪我をしたほうの足の側で重い荷物を持ったりすることも、アキレス腱に負荷が掛かりますので危険です。
荷物は出来る限り左右均等に持ち、どちらかの足だけに負荷が掛かる状況は避けるようにしましょう。
<アキレス腱の治療中、やってはいけないこと
その5:その他>
その他のアキレス腱の治療中、やってはいけないことは以下の通りです。
1.医者の忠告を無視する
2.怪我をした場所をぶつける
3.走る・ジャンプするなど、急な動きをする
4.出血や内出血している時に、飲酒、運動、湯船に浸かるなど、血流が良くなる行為をする
(損傷部分の血管が開き、再出血しやすくなります)