アキレス腱伸ばし

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アキレス腱伸ばしの誤解とは?!

アキレス腱伸ばしのストレッチ方法や、アキレス腱を伸ばして怪我を予防しましょう、などという言葉を良く聞きますよね。

 

ただ、このアキレス腱伸ばしという言葉、かなり誤解があるようです。どんな誤解があるのか、見てみましょう。

 

 

<アキレス腱伸ばしの誤解 その1:
アキレス腱は伸びない?!>

 

突然の真実ですが、アキレス腱は伸びません。正確には全く伸びないのではなく、腱というのは固いゴムのようなもので、柔軟性のある筋肉は伸びますが、腱はその筋肉をしっかり引っ張ってくれる働きがあります。

 

これが筋肉も伸び、アキレス腱も伸びてしまったら、足自体がダラン!と垂れ下がってしまいます。固い腱のお蔭で、筋肉は引っ張られるため、足を持ち上げたり、筋肉が収縮をすることが出来るという訳です。

 

つまり、ストレッチなどで「さあ、アキレス腱を伸ばす運動です〜」というのは、正確にはアキレス腱伸ばしではなく、ふくらはぎの筋肉(=下腿三頭筋)のストレッチを行っているのですね。

 

そこまで理屈っぽく言うのも面倒なので、「アキレス腱伸ばしの運動」ということで統一しているのかもしれませんが。

 

尚、「アキレス腱が伸びにくい(=足首の屈曲がしにくい)」と思っている方は、ふくらはぎの後ろの筋肉が凝っていて足首が屈曲しにくいケースがあるようです。

 

これは、マッサージして筋肉を暖めることにより、足首の屈曲がしやすくなりますので、もしそのような症状の方はお試し下さい。

 

 

<アキレス腱伸ばしの誤解 その2:
アキレス腱だけを鍛えるトレーニング法はない?!>

 

先程記載したように、アキレス腱は固いゴムのようなものであり、筋肉をしっかり引っ張る役割があるものなので、アキレス腱だけを鍛えるトレーニングは残念ながら無いようです。

 

 

ただ、腱を強化するにはコラーゲンを取ると良いそうです。コラーゲンは体内で合成されるアミノ酸で構成されるたんぱく質の1種ですが、運動やトレーニングなどで消耗すると、アミノ酸の合成が滞ることがあります。

 

そのアミノ酸の合成の滞りを補助する意味でも、コラーゲンを含むものを食べると良いようです。コラーゲンは肉類(特に皮、軟骨、すじなど)や魚類(皮、うろこ、骨など)に多く含まれます。

 

コラーゲンの摂取は関節炎の症状が緩和されたり、皮膚の保湿や弾力が向上するという研究データもあるようです。

 

 

<アキレス腱伸ばしの誤解 その3:
アキレス腱問題の原因は別にある?!>

 

アキレス腱やふくらはぎが固くなり、「アキレス腱伸ばしが必要!」と思う方の原因が、実は別にあるケースもあります。

 

その原因は、なんと首(頸椎)です!頸椎とアキレス腱は密接な関係があり、頸椎が歪むと、体全体が歪み、姿勢も悪くなり、アキレス腱周辺にも異変が生じます。

 

よって、整体などで体の歪みを取ると、アキレス腱問題も解決することがあるようです。


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