アキレス腱の音は何のサイン?
普段の生活を送っていて、足を動かすとギシギシときしむ音がしたり、高い所の物を取ろうとしたとき、アキレス腱が「プチッ!」と言ったりしたことはありませんか?
これらのアキレス腱からの音とは、何かの病気のサインなのでしょうか?それとも警告なのでしょうか?調べてみました。
<アキレス腱の音は何のサイン? その1:
ギシギシときしむような音>
足を動かすと、アキレス腱がギシギシときしむような音がする場合、アキレス腱周囲炎の疑いがあります。以下の症状があれば、アキレス腱周囲炎と思われますので、医師の診断を仰ぎましょう。
1.かかとから数センチ以内のアキレス腱をつまむと痛い
2.安静にしていると痛みはないものの、麻起きた時や、じっとしていた後に歩いたり運動をした場合、痛みを感じる
3.患部が腫れ、熱をもった感じになっている。
4.血行不良になり易く、しこりが出来ている
<アキレス腱の音は何のサイン? その2:
ブチッ!やパチン!などという大きな音>
「ふくらはぎを棒で叩かれた」ような痛みや、「後ろからボールをぶつけられた」などの痛みと同時に、ブチッ!やパチン!などの大きな音がした場合、アキレス腱断裂と思われます。
足首の後ろにあるアキレス腱がへこんでいるので、見た目でも分かるようになっていたり、手で軽く触ってみてアキレス腱部分が凹んでいた場合は、確実にアキレス腱断裂が生じています。
患部はなるべく動かさないように、足を引きづった状態で、すぐに整形外科を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。
<アキレス腱の音は何のサイン? その3:
プチッ!やピキッ!などという小さな音>
日常生活で、高い所のものを取ろうとしたり、遠い所の物を取ろうとして、つま先立ちになった時、アキレス腱から「プチッ!」とか「ピキッ!」などという小さな音がすることがあります。
しかもこの音は、特に力を入れて力んだ時だけでなく、庇いながら軽くつま先立ちをしても音が鳴ることもあるようです。
結論から言うと、この音は特に体の異常ではなく、運動不足が原因のようです。サイクリングやウォーキングなどで体を動かすようにすると、音は殆ど鳴らなくなった、という事例もあります。
運動してみても音が鳴り止まない場合は、別の病気(アキレス腱の小さな断裂)の疑いもありますので、気になるようでしたら、整形外科を受診し、医師の診断を仰ぐようにしてみましょう。