アキレス腱断裂のリハビリ

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アキレス腱断裂の必須リハビリ法とは?

アキレス腱断裂後は、足首が長期間固定されるため、足首が固くなってしまいがちです。更にどうしても足の裏の筋肉や付け根の筋肉も衰えてしまい、歩くときに地面を蹴り出せなくなってしまいます。

 

そこで足首の関節周りの組織を引き伸ばすリハビリが必要になりますが、我流で行うと逆効果になり、最悪アキレス腱の再断裂が起きてしまうこともあります。また、アキレス腱断裂を早く治したい一心で、急いでリハビリを行っても、殆ど効果はないと言われています。

 

それでは、どのようなリハビリを行っていくべきでしょうか?その前にアキレス腱断裂のリハビリを行う前の注意点を見ていきましょう。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリを行う前の注意点>

 

リハビリは痛みのある場合は無理に行ってはいけません。また、「痛いくらいやらないと、効果がないかも?!」と思うことは間違いです。痛みの起こる一歩手前で行うようにしていきましょう。

 

ギブスを取った直後のリハビリでは、アキレス腱の再断裂が起こるケースが非常に多く見受けられます。よって、ギブスを取る前に、再断裂を防ぐリハビリメニューをしっかり行っておくようにしましょう。

 

尚、一番大切なことですが、医師の診断や指導に従ってリハビリをしましょう。アキレス腱断裂は少しの油断のせいで、また最初のツライ日々に逆戻りしてしまいますので、くれぐれも慎重に行いましょう。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリ
 その1:ギブスを取る前のリハビリ 足の上げ下げ>

 

1.ベッドの上に仰向けになり、手足をまっすぐ伸ばします。

 

 

2.ギブスを装着した足を真っ直ぐにし、ベッドから10cmくらいの高さにゆっくり上げ、10秒静止します。

 

3.その後、ゆっくり足を下ろします。これを5セットずつ行います。

 

上記終了後、今度は仰向けからうつ伏せになり、同様の動作を行います。同じくこちらも5セット行います。毎日、朝・昼・晩と行っていきましょう。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリ 
 その2:ギブスを取る前のリハビリ ビー玉掴み>

 

1.ビー玉を10個、椅子、空箱を用意します。

 

2.椅子に座り、ギブスを装着した足の周りにビー玉を置き、10cm離れた場所に空箱を置きます。

 

3.足の指でビー玉を掴み、空き箱に入れます。(この際、全ての指をまんべんなく使ってビー玉を掴みましょう)これも毎日朝晩行いましょう。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリ 
 その3:ギブスを取った後のリハビリ 
   お風呂でのマッサージ>

 

1.お風呂の湯船に入り、アキレス腱断裂のあった周辺をマッサージしながら温めます。

 

2.浴槽の壁に足の裏を付け、足の指で壁を掴むように力を込める動きを10回行います。その後、ゆっくりとアキレス腱を少しだけ伸ばします。

 

これをお風呂に入る毎に、10回行うようにしましょう。お風呂でのリハビリは、関節は温まるし、可動範囲が広がり、水中の為無駄な体重が掛からないのでお薦めです。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリ 
 その4:ギブスを取った後のリハビリ 
   ゴムチューブ伸ばし>

 

1.ゴムチューブ1つ、椅子を用意し、家の柱かなんらかで固定されている柱のある場所に行きます。。

 

2.ゴムチューブの端の片方を柱に結び付け、もう一方の端の片方をアキレス腱断裂した足のつま先に結び付けます。

 

3.椅子に座り、つま先をあげてゴムチューブを引っ張ったり、戻したりします。これを朝晩30回行いましょう。

 

 

<アキレス腱断裂のリハビリ 
 その5:ギブスを取った後のリハビリ マッサージ>

 

1.お風呂やこたつなどで患部を温めた後に、アキレス腱の両側に添うように、指の腹で下から上に押していきます。押す力は最初は軽くし、徐々に強くしつつ、心地よい痛みが出るまで圧迫マッサージを行いましょう。

 

2.ふくらはぎも張っていることが多いので、揉みほぐすようにマッサージをしていきましょう。

 

3.マッサージの効果で固さが取れてきたら、親指をアキレス腱に当てて、腱の動きを助ける様に圧迫しながら、足首を上下に動かしましょう。


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