アキレス腱断裂の典型的な症状とは?
アキレス腱断裂・・・よく「アキレス腱が切れた!」とスポーツ中に大声で訴え、試合が中断されるシーンを見たりしますよね。
また日常でも、ちょっとした油断で、アキレス腱が切れた人の話を聞いたりします。でも、実際アキレス腱が断裂したら、どんな症状なのでしょうか?
<アキレス腱断裂の症状 その1:音>
スポーツの踏み込み動作やジャンプの着地、急な方向変換などでアキレス腱が切れる瞬間、「バチッ!」という音がするそうです。
人によっては「破裂音(ブツッ!やブッツーン!!など)」などの異様な音がすることもあるようです。太く古いゴムが切れる時の音にも似ているという証言もあります。
しかも、この音は自分だけでなく、周りの人にも聞こえるくらい、大きな音のようです。
<アキレス腱断裂の症状 その2:感覚>
アキレス腱断裂の症状としての感覚は、
@ふくらはぎや足をバッドで叩かれた感じ
Aいきなりボールを足に当てられた感じ
B突然、後ろからふくらはぎを蹴られたような感じ
などがあるようですが、もちろん実際は他の人やモノに当たったような事実はありません。
<アキレス腱断裂の症状 その3:状態>
アキレス腱断裂が起きると、激痛と共につま先で地面を蹴るような、普通の歩行が困難になる場合が多いようです。
足裏をべたっと着けて歩くことは可能ですが、つま先立ちやつま先を伸ばす事が出来なくなります。
アキレス腱断裂の上記の症状により、足を触れてみると、アキレス腱から2〜6cmくらいへこんでいる事が多く、押すと痛みを感じるようです。
また、断裂した部分を触ると柔らかく感じ、皮下出血をしている場合もあります。
腹ばいになって、膝を伸ばして下腿(したもも)の中央を掴むと、普通は足関節が足底に向かう運動が起きますが、アキレス腱断裂の場合、この状態にならなくなります。
これらの症状の場合は、仕事や日常生活に支障が出ますので、すぐに足関節を曲げず、伸ばしたまま固定して、患部を冷やしつつ整形外科の医師の診断を仰ぎましょう。